BEIGE TOKYO (フランス料理)*1

朝焼けのシャネル銀座


昨年の12月に銀座に新たにオープンしたシャネル銀座。そのビルの10階にあるあのミシュラン3つ星のアラン・デュカスの店へ。


ま、シャネルなのか何のブランドだったのか先月知ったぐらいなんですがね。あと、アラン・デュカスだってのも予約してから知ったぐらいですけど(照)。


とにかく、うちのカミさんが「どうしても行きたい」という店って事で、ディナーで本格的なフレンチ・レストランという緊張する状況な感じの食事会に行ってきました。記念日でもなんでもないですが(まあ、しいて言えば「引越し祝い」)。何年かぶりのスーツにネクタイに革靴です(数年前に帝国ホテルで食べた以来だと思う)。予約した頃、ボイスさんと話した時、服はあああ、違った。犬に聞いてどうする。ボイス母さんと話した時「タキシードで行かないと!」とか「靴は安物だとなめられるぞ!」とか脅されてビクビクしてたんですが、カミさんから「普通にしてればバレないから」と、ダイクマで買った5000円のジャケットで「いやいや、むしろこの程度の店ならいつも来てる」ぐらいの強気な気概で望むことに(見せ掛けだけど)。とりあえずスラックスと靴下とベルトを買ってYシャツも買って以来のアイロン掛けと革靴も買って以来の靴磨きで準備OKだ!←超弱気。しかし、よれよれのコート脱ぐと「GAP」のロゴがババーンと見えて痛いんですけど、まあ見えない事にしましょう。

一方、カミさんは上から覗くと黒いブラジャーが丸見えなシックな黒いドレスです。すんごかったです。ちなみにナイショですがぱんちゅも黒です(笑)。大人のセクチーさ満開です。店の人に「素晴らしいドレスですね」とお世辞まで貰い苦笑してました。オレの服には何も言ってくれなかったのにぃぃ。

ところで、お店の方ですが、いやいやいやいやいやいや違いますね。さすがシャネルです。入り口からして違う。しゃねってます(謎。しゃねしゃねしてます(謎。あとが続かないんで、普通に話すことにしましょう。お願い(ハート)。なんか捻ろうとし過ぎて厳しい日記になってきました。これもスーツなんか着てた影響でしょうか。


だからですね、いいかげん話させてくださいよ。


お店の方は、想像していたより、はーーーるーーーかーーーーーに「軽い感じ」のブランチノリなレストレランでした。接客も。お客も。さすがに和田勉のようなガハハ笑いする客はいませんでしたが。みんなコナレタ感じでイヤラシイです(謎)←今日は謎が多いナ。厳かな伝統チックなレストランを覚悟していただけに気も緩んでついついガハハ笑いです。ガハハ。夜景の東京タワーも綺麗でしたよ。綺麗な夜景が見える方にカミさんを座らせるのが妥当だと思うんだけどな。レディーファーストで悪い席を譲っちゃったのさ。ガハハ。すまん。



さて、いいかげん料理の話を。カミさんがアラカルトで3皿。こっちがコースメニューで4皿。あとはチーズ&デザート。ワインは本当はボトルしかやってないらしいんだけど、気さくなソムリエのお姉さんが「グラスでお持ちしましょうか」と言ってくれて軽く白・赤・貴腐ワインと3種。

フランス料理ってとにかく名前が「フランス語」なので覚えれません。いいかげんでいきます。


コースといろいろ

  1. 食前酒・キールロワイヤル
  2. 前菜・比内鶏とフォアグラ
  3. ワイン・白・ブルゴーニュのナニか
  4. 前菜・ポテトのムース
  5. 魚料理・ホタテ(片面焼いたもの)
  6. 肉料理・仔牛(なんか脂巻いてました)
  7. ワイン・赤・わからない
  8. チーズ4種
  9. ワイン・貴腐・わからない
  10. チョコのケーキとシャーベット
  11. エスプレッソ


アラカルト更にいろいろ

  1. 食前酒・キールロワイヤル
  2. 前菜・ねぎ(笑)とねぎスープ ←単品単価でいうと、今回はこれが1番高い
  3. ワイン・白・ブルゴーニュのナニか
  4. 前菜・海老のスープ
  5. 魚料理・スズキか?ヒラメか?白身魚キャビアふんだん盛り。
  6. 見てなかったけどデザート
  7. エスプレッソ


あと、書いてないけど、全体的にほとんどの料理に黒トリュフが振りかけられてます。で、全体的に濃い味です。おかしいなー。フランス料理っていうと「ソース命」の薄味ってイメージがあるんだが、このところ行ったフランス料理(ブランチ含む)は全部が濃い味だ。オレ自身が薄味になってるのか?

ま、そんな中、コースの方では「ホタテ」がめっちゃ美味かった。個人的には青森育ちという場所がら陸奥湾のホタテを食べて育ったわけだが、このホタテは今までに無いホタテだった。「刺身か網焼き」というホタテの常識を打ち破る改心の一作←むー会心の言葉選びだ。っても、これは自宅(実家含む)じゃ出来ないね(というか今回の料理はほぼ全部が家庭じゃ出来ないのだが)。

最初にいただいた比内鶏はフォアグラが濃厚すぎて鶏の味が消えたのがちょっと残念。ま、美味しかったには代わらないのだが、このフォアグラの所為か、次に出てきたポテトのムースまでパンチに欠ける結果に。順番逆じゃねーか?ってな感じ。

仔牛は本当は鴨のローストあたりを頂きたかったのだがメニューになかった。ちょっと残念。

アラカルトの方はあまり食べなかったので判らないのだが、ねぎは甘くて大変おいしゅうございました。ごちそうさまです。



最後に「ご主人様も見事なホストぶりで」と言ってくれたお兄さん!二人して「ええ?」とのけぞってゴメンナサイ。



てわけで、何だかんだと普段いく「外食だー!ウオー!」っていく予算の4〜5倍ぐらいという高額になったとはいえ、久しぶり(実質初めての)フレンチ・レストランの旅でしたとさ。あー、次回はあるのでしょうか。