夢を壊さないでくれ

憧れの鶏

明日の夜から、今度は青森に行ってきます。短期帰省。
今回の帰省は意気込みが違いますよ。
いや、カミさんを置いていくからってんじゃなくて。

実は、青森という最果ての地で一つだけ遣り残してきた事があります。それさえ達成すれば、もうあんな僻地に用なんてありません>おい。

実は、高校の頃に憧れてた彼女に当時の想いをぶつけてきます!

なーんてカワイイ事を言うオレじゃないんですが(第一そんなのいないし。ピロ様しか)、まぁナニかってーと、子供の頃から夢にまで見ていた鶏料理の飲屋に行って来ます(にしても、オレの話は食いモンばっかだな)。

さいころ、酔っ払って帰宅した父親がプーンとニンニク臭い息で「山賊焼の鶏はうめーじゃ」と何度も何度も言うので「どうしても山賊焼の鶏が食いたい!」と常に思ってまして。
しかし、たまーにお土産で買ってきてくれても「なぜか」食う機会に恵まれず、何度か父にお願いして一緒に店に行っても、いつも満杯で入れないか定休日かナンかで、そのうち、父が病気等で鶏が食えなくなり、オレも東京に出ちゃったりで、結局この歳になるまで「夢の山賊焼」を維持してしまったワケです。

で、いい加減、大人になったある時、ハタと気がついたのが「自分で行きゃいいじゃん」て事だったんですよ。で、数年前、結婚する前にカミさんが青森に遊びに来た時、そこに行こうとしたんですよね。んで、母親に店の事を聞いたら「もう、無ぇびょん」とか言われて、もう夢は夢で終わったのかーと。ドリームイズオーバー(by レノン)だったわけですよ。でも、諦めたらそこで試合終了ですよ(by 安西)。ブザーが鳴るまで希望をすてちゃいけないんですよ。えぇえぇ、結婚妊娠は人生のブザーじゃないですからオレは諦めませんよ。つーか、山賊焼の件は昨日まですっかり忘れてたんですけどね。

今回「帰省するでー」と兄が実家に電話してると唐突に「山賊焼いかねーか?」と言うでねーか。一番びっくりしたのはオレだ。でも電話口で母親が「もう、無ぇんでねが」と言っている(らしい)。うん、確かにオレも前にそう聞いた。したら、ネットて便利だなぁ。あるよ、店(というか、母親に騙されてたワケか)。

というワケで、棚からぼた餅。いや、棚から鶏肉。ガンガン食ってきます。無事予約できてたらの話ですが。

いや、第一、ここまで期待して大丈夫なのか? ← 味が