気持ち良さそうには見えなかった

本当はもっともっと長い長いストーリーがあったはずだが忘れた。覚えてる途中からの記憶。


カミさんと兄とオレの3人。富士山のてっぺんにいる。後ろを振り向くと富士の火口(知らないけど)がどどーんと控える。3人はその火口の淵にひっかかっているように向こう側(たぶん富士5湖の方)をのぞいている格好だ。

眼下をハンググライダーが滑空している。兄が「あれだな!」と声を荒げる。「飛べないべよ」と言うオレ。

しかし、既に兄はヘルメットを被り(なぜか、あのバラエティ番組でよく見るカメラ付きヘルメット)ハンググライダーを引き連れて助走を初めた。

バババババ!風を斬りながら飛ぶ兄。ブワッと飛んだ。「おお!」というオレとカミさん。

しかし、その高さが異様に低い。斜面に当たりそうになりながら旋回している。「あぶねー」と言うオレ。



その後、どこがどうなってクラリスを助け出して湖の水を飲み干したのかは忘れた。