世の中が忘れてしまう前に

審判がいれば話は早いのだが


もはや結論がどうなったのか誰も知らなければ誰も気にしてないという「NHK対朝日新聞」。すっかり「フジ対ライブドア」に持っていかれちゃってます。地道にNHKがラグビーの審判の映像を隠すように放映したりという地味な戦いはまだ続いてるんですがね。そんな事よりも大きな流れで早くにこの事件を解決してもらいたいと思い、あえて1度ネタにしたこの問題を再度、提示する事にしました。あ、もしかして朝日放送とか見てないから知らないだけで、報道ステーションでは毎晩トップニュースとかじゃないよね?どっちかいうと、朝日新聞はこのまま話題から忘れ去られるのをじっと待ってる状態だと思うんでやってないと思うけど。


でも、こうゆう不正って誰もが忘れた頃を見計らって後々こっそりと新聞の後ろから3ページ目ぐらいの左隅に2cm角ぐらいで「弊社の誤報によりご迷惑をおかけしました。申し訳ございません」みたいなのが出て誰も読んでない〜みたいな状態になるのって、なんか悔しくね?怒るだけ怒ってそれが勘違いだった場合に謝らない中学校の先生みたいじゃないか?こうゆうのって歳とっても覚えてるんだよなぁ。ま、問題は朝日の後ろから3ページ目ぐらいの左隅の2cmがここよりも莫大に威力があるって事ではないです。念のため。第一、謝らない可能性の方が高いんだけどね。



で、再検証という事で、まず、とっかかりの部分として「安倍・中川両先生によるNHKへの圧力があったかどうか」、ここの真偽です。両先生、特に安倍ちゃんの場合、その血筋からみても今後の日本の政治を仕切ってゆく上でも最重要人物です。この先生達がNHKに圧力をかけたかどうか。将来、首相を狙う二人がそうゆうアカラサマなうんちは踏みません。そんなに簡単に吊り屋に引っ掛かってたら政治屋なんてやれないですよ。

しかもNHK幹部を呼びつけて「改編しろ!」だなんて、いかにも一般大衆が想像していそうな腹黒政治家でまんまじゃないですか。そんな風にしなきゃ人の上に立てないような政治家は鈴木ムネオーだけで充分ですよ。というか、政治家がみな横暴で金の亡者とかに見えるのは単なるヤッカミです。何割かは金の亡者もいますが、その政治家って儲かってるんだろうなーとやっかむ人の方が金に目が眩んでいるとしかいいようがないです。て、いや、今回は金と政治の問題じゃないんだ。

第一、その事実がどうであれ「圧力をかけました」などと声明をだして墓穴を掘る政治屋がいるとしたら、それは早々に引退するべきです。才能ないです。才能っつうかな。不正はどんな理由があるにせよ不正なんですから不正を認めるようなら辞めろって話です。調子にのって自分の信頼する仲間に「オレ不正して選挙うかってるんだ!」なんて不用意に言ってしまう議員がいたらそれは自業自得です。運命共同体以外の人に秘密をばらす、その無用心さを反省しましょう。



で、ところで本人が不正は無いと言っている。どっからそんな話が出るんだ?と。ところが話は当人から聞いたものだ。という。



当人から聞いた話なら真実に違いない!  ← これが朝日新聞の言い分です(驚く事に未だに言っている)。



そして当人から話を聞いたという内部告発者が涙の会見。驚くのはここです。安倍ちゃんから圧力受けた本人じゃないんですよ!聞いた話の人間が涙ながらに訴えてるんですよ。って、まあ、この人は会長降ろしに雇われたかませ犬っぽいんですが。改編された当事者ですからね。圧力をかけたNHKの上司にキレただけの話ですな。カレは今どうしてるんだろう。話題になってませんが。

で、朝日新聞は大々的に「NHKが圧力を受けて番組改編!安倍・中川が圧力!」とバッシングする事になるわけですね。これは気に入らない小泉内閣打倒のチャンスだ!と。




しかし、ここで妙な事態に。




当事者の片側。つまり安倍ちゃんの方が「んな事やってませんよ」と(ある意味、当然)。更にNHKの内部告発者の上司、つまりその「当人」自身が「んな事いってねーぞ、うらぁ」という会見。たぶん朝日側はこのNHKの当人が登場するまでの間に「政治的な何かが介入したに違いない」とか思ってるんでしょう。ま、介入しようとして失敗したのが朝日の記者だったんですが(大マヌケすぎて問題になってない)。





さて、ここで、考えてみましょう。当事者が「やってない」という事が、メディアに届いた時は「やっている」事になっている。という事は、誰がどう考えても、当事者二人がウソ言ってるか、記事書いたヤツがウソ言ってるかのどちらかです。この二つしか選択肢はありません。どんでん返しでまっとうな記事を本社が変えたって選択もあるけど、ま、さすがにそれは無いだろう。



というわけで、さっきも述べたように、個人的な予想・希望も含めて、将来有望な血統付き政治屋は下手なあおりも安易なうんちも踏まないという事もあり、さらに、過去の企業体質から考えても朝日の記者が捏造したっていう線が強いと思います。




重要なのは、日本を代表する大新聞である朝日新聞が過去に何回も経験したことがあるくせに、またも自社の記者の記事を丸受けで踊らされて大騒ぎする点にあります。社会における混乱を招くような大事件になる可能性を持つだけにスクープには慎重かつ冷静に記事をあげるのがその重責と言えましょう。行き過ぎた報道はただの混乱を招くだけです。まあ、社会そのものを壊すアナーキーな思想にでもとりつかれたのなら別ですが、どだい、自社の記者とか情報提供者の情報に対して裏を取らないで記事にするってのが間違ってます。「オマエ、これは本当なんだろうな?ガセじゃないんだろうな?」「はいデスク!本当です。間違いありません!」「よーし、正義の為に闘ってやるぜー!」てなもんです。もうちょっとウラをとってみましょうよ。相手が「全部が事実じゃない」と反論しても色眼鏡で見ちゃって耳を貸さないとかじゃなくて、冷静にかつ的確に判断するべきです。まあ、自分が信頼した相手を信用しすぎなんだよな。そこがカワイイ所っていうか何て言うか。

個人的には、朝日新聞の「自らの信条に従って」という純粋な志は買います。そのどんな圧力にも屈せず自分の信じる正義を求める姿はある意味、真のジャーナリズムです。しかし、それを悪用するモノがいるのも事実です。早く、冷静で誰にも出来ないような裏に隠されたモノを見抜いて真実を暴くような真のジャーナリズムである朝日新聞に戻って欲しいと願う今日このごろです。最近は特に、自分のブレーンや購買層がイエスマンばっかりで自社の意見が暴走してても止められないような状況に感じます。だから本社の意思に反した社員の思わぬ暴走には大きなショックを受けたりもするんだよなぁ。そこがまたカワイイって所か。ま、毒を抜いた朝日新聞ほど読めないものはないので、それだけは止めて欲しいとかも思ったりします。あんまりヨタってる記事ばっか上げてると購買数がどんどん減っちゃうのも考え物でしょう。そんなのヘイキって言ってると社会民主党みたいになっちゃうぞ。←微妙にわかりにくい




ていうか、まあ、充分にここまで話を長く引っ張りすぎてるんですが、もっと話を簡単にすれば、今回の狙いは誰がどうみても安倍ちゃんつぶしじゃないですか。自民党との〜というより、正確には政府とNHKの関係なのに。他にもいろいろ聞いてるくせに、なんで安倍ちゃんなのかって事ですよ。安倍ちゃんが誰よりも北朝鮮つぶしに躍起になっている急先鋒だからに決まってるじゃないですか。安倍ちゃんが邪魔だなーと思うのは誰かって事ですよ。みんな安易に政治家(保守系)はワルモノって思っちゃう所は利用されるだけだよ。気をつけようね。







で、ここは架空な話として(あくまでフィクションです)「実は圧力をバリバリかけていた」事にして話を進めてみましょう。




うっかり「圧力かけました」と言ってしまった政治家は政治家としての生命はほぼ絶命します。民衆が支持してくれれば復帰もできますが、メディアによって有罪を受けた議員は福岡の山崎先生を見て判る通り、かなり厳しい戦いになると思われます。そうゆう人生を自らが選んだものとして第二の人生を歩くことになるのも止むを得ないのではないかと。


しかし、政治生命を奪われた先生達も人間です。なぜ圧力をかけるに至ったかには理由ぐらいあります。もしかしたら、政治家としての致命的なリスクマネジメントが出来なかっただけの話かもしれません。先生が若造の頃から応援してくれた有権者のことを思えば不正なんかはなかなかできないものです。それでもやってしまった。そこには当人にしか判らない事情がきっと存在しているものだと思います。


というような告白を「圧力をかけた」先生が告白しても、問題は朝日の記者です。まともに書くと思いますか?海が乱開発されている。酷いと思わないか?と思わせる為に珊瑚礁に落書きして「酷いですねー」という人達ですよ?確かに海は乱開発されているんです。問題をもっとクローズアップする為に乱開発したんです。それを正しいと思うかどうかですね。

オレ的には「政治家としての命を絶たれた」所までの摘発・意見はOKでも人生を否定するほどの権限は新聞社にはないと思うんですがどうでしょう。





ところで、オレならですが。

朝日新聞の記者です。お話を伺いにきました。」なんて人が来たら、何をとち狂ったような書き方されるか恐ろしくて、会ってもニコニコ引きつり愛想笑いして「今日はいい天気で良かったですねぇ」ぐらいしか言いませんよ。あとは「ボクは何も知りません」と。


たぶん、その場合、新聞には


ピロQ氏(37)は多少困惑した様子ながらも「今日は(会えて)良かったです」と真実を胸に秘めた装いで僅かに微笑みながら話し始めた。しかし「ボクは(言いたくても)何も言えないんですよ」と未だに見えてこない影の圧力に怯えるように真実を語る事はなかった。



いかん。イマイチ例えが弱い。本当はな何か言った所まで変わるはずだったのに。まだルール内にのっとってるよ。朝日にゃ入れねーなぁ。後はもっともっと過激に脳内で変換してみましょう。