サッカーを知らないジーコ

カミさんの十八番だったワケだが


まさか日本人にそう言われるとは夢にも思ってなかったであろうジーコ


例えるなら、中国の崑崙の奥の山村にリトルトーキョーを創る為にオレがプロデューサーとして呼ばれたにも関わらず、その地に住んで50年、村の外には一歩も出た事はないが村人からは信頼されいてる周さん(仮名)に「ピロきゅさん、アナタ、日本の事、何も知らないアルね」と諭されるようなものか。うん、確かに崑崙のオヤジが知ってる日本像なんてオレは知らないし、知ってても使えないと思うんだよね。とくに3年前までソコに旅行してきた日系人の朴なんとかいう謎の人間が「日本人の常識とは〜」とか講釈してたりしたら余計に酷そうだ。この他人の常識を覆す術なんてオレには無いよ。絶対無理。


てわけで、ちょっと例えが酷すぎて意味が判り難くなってしまって申し訳ないが、とりあえず、そんなアレアレな他人の意見なんざ一切無視して自分の知ってる範囲での修正・調整を繰り返した結果の、アジアカップアジア最終予選〜コンフェデの3試合。ジーコ擁護派(←後々、笑われる単語と思われる)の溜飲が下がる想いだろう。川淵キャプテンが喜々として「ジーコは間違ってなかった」を連発する姿を見ると、よほどサポ&メディア&評論家の「ジーコ不要論」に頭来てたんだなってのがわかるし、反ジーコ派の「今回の采配は早かったネ。でもね」みたいな、結果論的文句のつけ方を見るにつけ、なんか民主党の代表みたいでダメダメまる出しだななんて思わせるものがある。


ただ、思うには、今回のコンフェデ。ギリシャに勝ってブラジルに引き分けた。この事実を持って、「日本も案外やるな」とドイツ国民&ギリシャ国民&ブラジル国民に知らしめた!と、日本の誰もが想ってる所だろうが、




「やっぱジーコってスゲエ!!!!」としか世界には思われてないです、たぶん。




明らかに、今回の日本代表は世界的観点からしても「ジーコジャパン」なわけで「ジーコなくしてジャパン無し」なんですよ。だから、ナカータがいくら頑張ってもナカムーラがいくらFK入れても「あの日本をここまでのチームに!」とジーコだけが評価されるわけですね。その点をジーコが判ってない(笑)。「日本は本当は勝ってた」「決勝トーナメントに行くべき力のあるチーム」とのたまう。




ジーコ、実はサッカーを知らないんじゃないか?