要は右に池が見えるかどうかソレが問題だ

オレも泣きたい


伊香保まで遠征。ゴルフ狂の集いへ。なぜか(あえて「なぜか」)、このゴル狂仲間の間では「雨男」に認定されている。よほど1回目の参加時の大雨がインパクト強かったらしい。2回目は曇らせただけだったんだが…。どうせなら先日のバドガールの店で雨を降らせてヌレヌレなバドガールを皆に拝ませてあげるぐらいの根性と才能があれば自己認定しても良かったと思う。オレもまだまだだな。

というわけで、朝から快晴。酷暑が予想される中、早々に参加のお姉さまから「少し雨ふらせろ」とお叱りを受けたので「頑張ります」と何だか判らない返事をしつつラウンド開始。

一緒に回った方々は全て一度は回った事のある方々であり、特に男性二人は「X-DRIVE対決」とハナっからオレを眼中に置いてない状況なので、これはもう残った男女でアハハハウフフフと楽しく芝の上をゴロゴロしろって事なんだろうなとか盛り上がっていたのだが(独りで)、暑くてソレどころじゃない。美女に目がいく以上に集中力を激しく欠く。集中力を欠くと、アプローチとパットがダメになるって事がよーーーーーく(←かなり強く)判った。前半4ホールでラッキーも含めてフェアウェイキープ3回&ワンオン1回という有り得ないぐらいの絶好のティーショットをしてるにも関わらず、寄せのショットが荒れて〜そのお陰でロングパットが残り〜みたいな感じで、早くも+7。このペースだと楽に50越え。「今日はこのまま行くかも」と諦めかけた瞬間、深津絵里に「諦めたらそこで試合終了だ」と言われた妻夫木くんの姿を思い出した流れで鹿児島で布団を照れくさそうに引き上げるヒロスエのシーンを思い出して活力が戻る(正確には5ホール目を6打で上がってガックリしてたらロングホールだった事が判明しボギーだった所で気持ちが復活したのだが)。

集中力が戻るとアプローチも寄りパットも入る始末。その代り、ティーショットがフェアウェイには止まらず。あっちを立てるとこっちが立たず。ゴルフは難しい。て事で、前半のペースに切れることもなくハーフは47と、まずまず。汗だくで昼へ。ビールが美味くてお代りまでする。


とりあえずビールで生き返ったオレは午後に42で回れば80台という大目標を掲げてスタート。いきなりXドライバー越え(笑)。しかもフェアウェイキープ。午後はXドライバー対決の邪魔も目指す>迷惑な。しかも、ここで今日初登場のスプーン登場。ろくに練習もせず(練習場で20発打っただけ)、いったい何ヤード飛ぶのかもよく判らないまま残り230ヤードでトライ。この間の練習ではなんとなくフェードが強くかかるようなイメージがあったのでググっと左を目標に打つ。バッチリナイスショット!!!!で限りなくまっすぐに左>謎だ。目標にした木にぶち当たって下に落ちる。抜けてれば案外2オン近くまで(方向はともかく)飛んだ感じ。惜しい。

という感じで、午後スタートは見事にパースタート。42への意気込みは違う。しかも、公約どおり、雨までパラパラと降り始めるという神掛かり的パワー。ここで一気に涼しくなる。オレは凄い。


雨&曇りで暑さが抜けると一気にドライバーが当たり初め、更にミドルアイアンもまとまり始める。「オレの時代!」と息巻き、なんと13・14・15・17と怒涛のパーオン達成(問題はそのパーオンしたホール全部3パットでボギーという所だ)。雨乞いの祈りが効き過ぎて雷まで鳴る始末。ちょっとやりすぎてパワーを消耗したらしい。最後の最後、18番ホール。バーディーなら42(笑。今思えば、絶好調であったドライバーをそのまま強気で使うべきだったんではないか…とも思う。ここに来て安全にスプーン(一応、気持ち上では「攻めのスプーン」)。


激しく右へスライス。「あーOBかぁ」とここで42を諦めかけた瞬間、深津絵里に「諦めたらそこで試合終了だ」と言われた妻夫木くんの姿を思い出した流れで鹿児島で布団を照れくさそうに引き上げるヒロスエのシーンを思い出して活力が戻りそうになる前に、「っても理論的に無理な場合は諦めるしかないのだよ安西くん」と気を落すことに。ただ、ここのホールの前進4打は比較的楽なのだ。なので最悪ダボを目指す事に。45ならトータル92で充分でしょ、と。

テロテロ降りてゆくと、なんとボールが!木に当たって弾けて戻ってきたようです。なんと!OB免れ。



ていうか、これが悲劇の始まりとは誰も予想しなかったわけで…。というか、さっき諦めた所で緊張の糸は切れてたわけで…。



バンカー脇のグリーンが見えない角度の斜面からリカバリー。これはまあまあ、よく打った、と。そして、これがフラフラとコースの右側、残り70ヤードラフへ。問題はここから。グリーン横に大きな池。ピンは右奥。慎重なら安全にかなり左から攻めると思われるが、もうピロQタコは遠く空へ飛んでいった後だったので何も考えずにピンへ向かってショット。ラフで噛んで右へ。右へ。ドボン。

池に入って我に帰る。「オレは何て無駄な事を…」。ミッチーの言葉が頭をかすめる中、池の脇からアプローチ。「はー」とため息を付きつつ、ペコンと打つと、ななななんと、池の向こうの淵に落ちて、ゆらゆらと転がって池へ。

我を忘れる。もはや頭の中も真っ白。こうゆう時こそ深呼吸が必要だ。なんて思う余裕もなく、「はー」とヤケ気味にもう1回。ギャー!シャンクで激しく池へ。

持っていた球もなくなり借りて打つ始末。ようやく乗せた後のパットの制御が効かず、ラインも読まずに打つ始末。いかんなぁ。ココロの狭さを感じるわ。



てわけで、42を目指した最終ホールが51で終るという、歯止めの利かない内容になりましたとさ。ギリギリ98。100を切って良かったね(落。要は諦めたらそこで試合終了なんだな、と。そうゆう事なんだな、と。




で、このゴルフ狂の皆さんは狂ってるので、当然のようにもう半ラウンド。オレ的には18番ホールをあと9回やって完全制服してやりたいぐらいだったが、そうも行かず>当然だが。とりあえず、たまたまこの18番がある方のハーフでやる事になったのでリベンジを誓ってスタート。さすがにここまで来ると疲れがピークに。ドライバーも当たったり当たらなかったり。ウェッジも寄らず、パットも寄らずで、のんべんだらりとプレー。要は18番までダラダラとやりすごす。



で、18番。また詳細を書くのもアレだ。疲れて凹む。



はいはい、3打目は池に入ってますよ。はいはい。



リベンジならず。メンバーの人。次回も日曜に頼む。