フセインの裁判に思う

イラクフセイン元大統領の裁判が始まった。が、始まったというか、完全にお話にならないスタートを切ったと言うべきか。裁判官無視してコーラン言い始める辺りが、なんだかもの凄くリアリティーのあるやらせみたいでスゴイぞ(←やらせじゃないから本当にすげーんだが)。

実際、フセインが「私は犯罪者ではない」と述べている通り、彼の本音もソコにある。国の為に全力を注いだ結果がアメリカに捕らわれただけの話であって、同じイラク人から裁かれるような犯罪はしてねーぞ!という。まあ、実際は自分にとって敵となりうる存在をどんどん切って捨てて殺していったわけだが、それすらも彼にとっては「自分に敵対する存在を排除する事」が国の安定につながるわけで「国の為にやった行為」だという理屈だろう。「他人を殺す」事の意識レベルが低いだけの話だ。

日本で言ったら(正確に言えば、日本の倫理観のレベルで言えば)小泉総理が「郵政法案」可決の為だけに自民党から邪魔者を追い出して国会から締め出した事と同じレベルの意識だと思うんだが。

更に話を進めて、フセイン逮捕・裁判という現状を日本に当てはめるとすれば、中国・韓国合同軍が「小泉首相がアジア覇権の野望を企てて大量破壊兵器を内密に製造している」と日本国内からのリーク(どこから…なんて聞くまでもないか…)を理由に侵攻し、小泉首相がXジャパンのコンサート会場で隠れていた所を逮捕。で、福島みずほ裁判官による裁判で小泉が「私は犯罪者ではない!」と叫ぶ〜みたいな。亀井先生が恨み節に「まあ、彼は独裁者だよ」とかのたまう辺りで。ま、死刑は無いかな。みずほちゃんなら守ってくれるさ、人権を。





ていうか、フセインは犯罪者なんだけどね。←ひでー結論