都立の夢、消える

可愛い人が着ると可愛いんだけどな


なぜ今時、高校野球なのかと思うだろうが、もうじき甲子園な季節だから。というか、地方戦はもうだいぶ進んでいるから。この西東京も本日、準決勝が行われた。なんと、準決勝進出4チームのうち、都立が2チーム。しかも、昭和高(昭島)と国立高(国立)と、まるでオレを中心に世界が回ってるかのようなチーム構成。だんだん世の中も判ってきたってヤツだ。もうちょっと頑張れば品川女子高が甲子園にいけるかもしれない。まそれはウソとして、この忙しい中、日中はMXテレビとかを付けてるんだが、地方の準決勝あたりののんびりした放送は結構いいぞ。やっぱりね、甲子園あたりによく出るチームだと応援とかもなんか完成されてて近付きがたい雰囲気があるけど、たまたま出てきた感があるまばらな応援のしかも放送するのがMX含む地方局の連中なんで妙に下手なローアングルショットとか、定番の女の子のズーム・ズーーム・ズーーームで「なぜ、この娘が!!」みたいな逆を突いたピンポイントアップが好感度を増す。かわいい娘はもっといっぱいいるだろ?てなもんだ。というか絶対量(人)が少ないんだろうな。



ていうことでだな、国立高を応援してたのさ。忙しいけど。



カーン!!



カキーン!!!




ッカーーンン!!!!!





あらまぁ、コールド



私立の壁は高い。今日の2試合でその都立両方ともに敗れてしまった。おとといの試合を見た限り、国立は奇跡を起こすと思ったんだけどな。


いやぁ残念だ。



国立高のチアリーダー姿がもう見れない(泣。




ところで、高校野球の実況て、なんでああまでとてつもなく前向きなのだ。最近では選手までみんながニコニコ明るい。オレらの時代なんざ、試合中に笑顔みせると「歯を見せるな!」て殴られたもんだ(←問題アリ)。プールに入って殴られるとかもあったな(←問題アリ)。うさぎ跳びでグラウンド10周とかもあった(←問題アリ)。負けてもニコニコ。応援団までもが負けてもニコニコ。女の子も短い制服姿でピョンピョン跳ねるんだこれが。さわやかさんだよ。




どこまでがウソなんだ、この世界。




というわけで、この欺瞞に満ちた臭いもありーの作られた青春の輝きにすこーしだけ現実味を与えるという意味で、解説にセルジオ越後を入れよう。いっちょ甲子園に新風を巻き起こすってのはどうだろうか。


アナ「さあ、スクイズ成功!逆転ランナーを2塁に進めましたぁ!!」

セルジオ「んー、ただねぇ、どうかなぁ。アウトをただでくれちゃうのはねぇ」

とか。



こう考えると松木の解説ってのは高校野球から来てるんだな。きっとそうだ。