『妹』☆☆☆

秋吉久美子かぁ。この映画の秋吉久美子は奇蹟だな。この秋吉久美子の存在だけなら☆☆☆☆☆。





しかし、問題は藤田敏八の映画はどれもくだらないって事だ(『修羅雪姫』は未見)。



このくだらなさの原因がかぐや姫の曲にあるのかどうかは疑問だが、少なくとも同様にかぐや姫の曲を映画化したという『赤ちょうちん』もけっこうアレだったという結果は替えようがない。ていうか、アッチの秋吉久美子は狂ってて恐いんだもの。鶏がケー!!って。どっちにしろ、南こうせつはこんな話にされて「素晴らしい」と言ったのだろうか。「うわーおいちゃんの知らないうちに近親相姦的な兄弟愛になっちゃよ」とか言わなかったのだろうか。ていうか、かぐや姫のヒット曲を映画化ってのがソモソモな話だよな。『2001年宇宙の旅』を見てスペースオディティを書いたデビット・ボウイとのこの温度差よ。と、松本伊代のピンキーパンチ大作戦のテーマソングから1本のアルバムを作ったオレが言うのもアレだが。そういえば「広末涼子」をテーマに何かを作った事はまだ無いな(せいぜいボールマークぐらいか←id:piroq:20050528の画像)。恐れ多くて手が出ないっていうか何ていうか。うーむ、人生のテーマたる壮大な何か(有り体に言えばヒロスエとの子供か)を作れという神(ヒロスエ)の啓示か。



話モービル石油 ガソリン代℃ソ(←「もどそ」で変換したらこうなった)。とにかく「秋吉久美子の裸を撮りたかった」という本音を、どうごまかすかが焦点のようにしか思えないこの映画にまともな論評などする気になれん。が、とりあえず、寺島しのぶの数万倍も綺麗な濡れた背中とくびれを魅せてくれた事に敬意を。ありがとう!!!!!いい仕事してますね!!