台風前夜

ひねり無し


本当は自宅で普通にゴハンを炊いておかずを作ってカミさんをじっと待つはずだった夜。おかずの材料をキッチンテーブルに並べてビールの口を開けた所で「まだ会社だヒー」というメールが入る。既に腹へりまくりだったオレとしてはビールを一気呑みして「なこと言ってると銀座までいぐどオルゥア!」というメールを返事して台風が迫る中、遠く銀座まで出向くことに。女性専用車輌に!とか気合いれてたらその時間は誰でもOKだった(落。でも、たまたま隣に座ってたお姉さんが何でか手とかひじとかをゴソゴソやってて妙にオレに触る。こ、こ、これが痴女ですかー!とビビリながら「女性専用」の新しい意味が判ったような判らないような、そんなこんなでフラフラになりながら銀座に辿り着く。思えばバニー以来だ。


数寄屋橋交差点で待ち合わせ、ビシッときめたスーツ姿のカミさんとボウリング柄のTシャツにスニーカーで手ぶらのオレというまんま「電車男エルメス」風なコンビで夜の銀座をフラフラする。で、前から行こう!とか言ってた焼鳥屋があったんだが、その時点(9時半)で店は既にしまっていたので、カミさんが1回だけ行った事があるという別の焼鳥屋へ。


古めかしくも怪しいキャバレー「白いばら」*1のすぐ側。でかい白人男性と奥さんらしき観光客の方がキャバレーの前で地図を持って悩んでいた。ここは観光名所なのか?怖いもの見たさで1回入ってみたい所でもある。店の壁に日本地図が掲げられてて、各地方から出てきている女の人の名前が貼り出してるんだよね。「自分のイナカの女の子を呼ぶと方言で話ができて心がやすらぐ」だって。方言が流行ってるっていってもナンボなんでもな。入って「青森がら来たんだげど、青森出身の千秋さんてのば指名しでも良いんだべが。もしがして、ろぉ、小学校の同級生さ千秋ってのがいだんだいな。わいーは、同じ子だべが、どぎどぎすじゃ」と聞くのもアレなんで、やっぱり遠慮しようと思う。ていうか入ってから日記にしろって話だねへへへ。


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