『ワラ(^O^)番長 稲妻ルーシー』☆

塩田明彦監修という事で激しく期待したのがそもそもの間違い。見てから知ったのだが『完全なる飼育 愛の40日』というアレな映画の監督(西山洋一監督)さんだった。オレのバカバカ。ていうか知ってても借りたかもしれないけど、オレの事だから。


個人的には「間がとことん悪い」「脚本のスピード感が最悪」と思ったのだが、監督初めスタッフの皆さんは充分に満足のいくスピード感とかおっしゃってるので、オレのスピード感が速すぎるだけなのかもしれない。あ、あと、音楽が個人的にはものすごくいけてなかったのが、その感想を助長した最大の要因かもしれない。

正直いって、「イタズラ好きだけど憎めないキャラ」という設定は、ある意味「サザエサン」でいう所のカツオなわけで、「憎めない」と思う人もいるだろうが、それ以上に「うざってー」と思う人も多いのだという事実を主役に置く場合は注意する必要があるだろう。サブキャラなら許せるけど主役だとどうなんだろうーみたいな。もっと微妙にどうでもよいイタズラに昇華してあげれば『アメリ』程度の「イタズラ好きだけど憎めないキャラ」になったと思うのだが(アレでも好き嫌いが結構アルわけだが)、問題はハナッから佐藤仁美さんが「憎めないキャラ」ではない所だと思う。ていうかソレはオレが『バウンス ko GALS』の彼女のイメージを引きずり過ぎてるのか?イジメ好きそうな顔だよね。

どっちか言うと妹役をやった今関朱子さんがメイン、又はその姉妹で話を作った方が面白かったのではないだろうか。って、なんかこんなしょうもない映画にまともにコメントを返している辺りってバカみたいな気がしてきた。だってシネスケが開かないんですもの。