流行というモノ

肉をエビフライに変えるとフビライハン


ここ1年ぐらいは「ジンギスカン」が流行ってましたね(正確には「流行ってるそうですね」)。個人的には子供の頃の記憶が影響してか「好きな食い物」ではないわけで、アレを喰うぐらいなら虫の卵が入っててもいいからキムチと焼肉(正確にはサムゲタンと豚の三枚肉)の方が良いです。

て感じで、流行ってるなぁーと横目に見てるうちに廃れてしまうので流行りって怖いなーとも思うわけですが(まだ廃れてないけど)、フジテレビによると(他局は知らない)、今年はなんとっ!ジビエが流行るとか。

しかも、ジビエってもレストランでこの時期しか食えない高級ジビエじゃなくて、普通に日本で取れた鴨とか鹿とかの焼肉スタイルだったりするから「何それ?」っていう感じ。熊とか猪なんかほうとうで普通に使われてるがアレもジビエ言うのか。


とりあえず、住宅街を荒らす熊と猪のいいはけ口にはなるのかもしれんが(獲り過ぎて一気に日本から熊と猪がいなくなる予感)。



思えば、「高級食材」とされていたものが次々と安価になって大衆のモノと化すたびに、そのモノ自体の価値が著しく落ちてゆくのが哀しい。喰えなきゃ喰わなきゃいいだけの話だと思うのだ。ふぐとかまつたけとかタラバガニとかもそうだ。高いはずのモノが安けりゃ売れるのは当然だが、安価で売られている高級食材だったモノたちは単に「高くないモノ」に過ぎない。安く売ってくれる業者(主に某国と某国)から安い値段で(しかし、それでも向こうからしたらぼったくっている)買わされていると思うと、「安いのは庶民の味方」なんて呑気な事をいえないのだ。高い値段で売っているモノには高いなりの理由がある。お陰で名前が高いくせに安い味しかしないモノが多くなって単純に「マツタケってもおいしくないよな」とかの評価を浴びる。

それは「おいしくないマツタケ」しか喰ってないからだ。ヴォー!


あ、それはオレもか。


ま、簡単に言うと(←危険)、いってみれば、髪を短くしてアヒル口にして「広末涼子でーす!」とのたまうニセモノヒロスエが目だけモザイクかけてAVに登場してあはんあはんいってるようなものだ。広末涼子の裸が350円で1週間なら安い。けど、所詮ニセモノ。ニセモノ10000人よりも本人一人ですよ。




とか思ってたせいか、こんな夢をみた(下記)。←黒澤っぽくまとめてみた